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しくみアレンジの裏側4-給与計算業務と給与計算タスクリスト


~経験から得た教訓と「しくみアレンジ」開発の経緯~

 

 「しくみアレンジ」の一つ一つの機能・アプリを作成する背景でどの様な状況であったのかを恥ずかしながら記載します。

 

給与計算業務と給与計算タスクリスト

【給与計算の売上】  給与計算業務は弊所では、売上構成比 30%のサービスです。一方で時間当たりの売上金額は 6000円程度です。弊所の全体の日報時間で全体の売上金額を除した際、一時間あたり 3000円ですので、弊所にとっては今後も継続すべきサービスと位置づけています。

 

【給与計算のむずかしさ】  「給与計算は9割間違っている」と聞いたことがあります。勤怠集計や、賃金規程、各労働諸法令において完全に正しい計算をしている事業所は1割。その通りだと感じます。かつて私自身、給与計算のあまりの煩雑さに、「なんでこんなに難しくしているのか、給与計算に時間を費やさず、『地震で倒壊しない浮遊する建物の研究』や、『不知の病を治す薬の開発』に時間を使うべきなのでは?」と考えたこともあります。それでも、日本で働く以上、正確な計算は必要不可欠であり、まさにこれが我々の仕事であるという現実があります。多くの要素が複雑に絡むこの業務は、専門性が高く、常に緊張感を持って取り組まなければなりません。

 

【給与計算を外注に任せる企業の気持ち】  こんな難しい給与計算業務代行ですが、外注として受けている以上、企業からすれば「お金を払っているのだから間違いは許されない」という認識は当然です。 契約書に「誤りがあった場合の損害賠償条項」があれば、現在の 6000円では足りないことが明らかです。また、昨今はネットを通じて給与計算などを請け負う企業や個人も増えてきていますが、1時間 7000円以上が普通の相場と知ると、弊所は経営の素人であり、恥ずかしさを覚えます。より分析およびチャレンジしてまいります。

 

【チェックリスト】  給与計算業務は、給与計算業務の知識は当然必要ですが、チェックリスト・手順書が必須かと思います。弊所では手順書を、当初はエクセルで管理していました。時が経つにつれてドンドン行が増えていきます。トラブルが発生した時点で、チェック項目を増やしますので、今では多くのチェック項目となっています。また、現在進行形で増えています。 私がシステムエンジニアだった頃、検証シナリオを作成して、バグがでたら、それを追加する繰り返し、「無限の地獄」と感じていましたが、同じ印象です。

 

【しくみアレンジの給与計算タスクリスト】  しくみアレンジでの給与計算タスクリストは、給与計算チェックリストを kintoneで実装したイメージです。他タスクリスト機能同様、誰がどの工程を担当するか。日報機能にてこの給与計算の作業にそれぞれ何分かけたかが、集計されますので、最終的な給与計算にかけた作業時間も分かります。このため給与計算サービスの採算性が分かり、採算が取れている業務という分析が叶います。

 

【採算性が一番わるい相談業務】  一方で弊所にとって、最も採算性が悪いのは、相談業務です。申請業務と給与計算業務だけを対応すれば採算は他業種と遜色ない単価になると感じていますが、弊所は、地方の田舎社労士事務所ですので、お客様との距離が近くなり過ぎます。「同級生の妹が働いている」や「小学校頃の友達に紹介された」などが普通なので、気軽に相談はさけられず、その業務を蔑ろにできません。1時間話して終了の仕事をマネタイズできないという悲しい現実があります。  またベテランになればなるほど、相談業務時間が増えるため、採算がどんどん悪くなります。報酬規程を工夫したり、さまざま頭をひねりますが、いまはお客様との距離をとることに頭を使っています。 LINEは利用しません。会社携帯は、業務時間以外は電源を切ります。顧客数が少なく食えなかった昨日には、考えられなかったことですが、自分を守る、従業員を守るという点では当然だということにやっと気が付いた状況です。

 

【地方の社労士としてのジレンマと展望】  地方社労士は人口比に対する競合の少なさという有利さがあります。関係が密なだけ、紹介の数は増えるのはいいところです。しかし、仕事は増えても、求人が不利の為、スケール出来ないというジレンマがあります。地方の社労士先生にはご理解いただけるのかなと思います。社労士法第 18条がもっと公にリモートワーク OKと表現されると、東京と地方の人材と仕事のバランスが変わるのかなと感じます。  東京の人材に合わせた地方の給与基準・売上基準の見直し、地方顧客が求める密接な対応をリモートサービスで対応できるか等、解消しないといけないことはありますが、より業界が拡大するのではと考えます。しくみアレンジはクラウドのkintoneで構築しておりますので、拠点が離れていても運用に耐えられます。

 

【さいごに】 今よりも社労士業界全体が発展し、地方と都市部のバランスがより取れるように。 その一助になれるよう、日々精進したいと考えています。

 

しくみアレンジ

運営会社:株式会社しくみアレンジ

関連組織:山本社会保険労務士事務所、有限会社しくみサポート

 

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